
上『チャッピー』
下『ジャッピー』
✏️そもそも亀の雌雄はどのように決まるの?
性別を見極める前に、そもそも亀の性別は何で決まるのか。実は孵化温度で性別が決まります。基本的には26度〜32度が孵化温度で、低温だとオス、高温だとメスが一般的に孵化します(種によって違いはあります)。
26度〜29度がオス 29度〜32度がメス
29度前後でオスとメス両方が孵化する
つまり同じ飼育者が繁殖させた個体は性別が同じである可能性が高いと考えられます。
低温で孵化させる事でオスの確率とキールが立派に育つ個体になるそうです。
✏️個体の大きさ


✏️雌雄を見分けるポイント
①尻尾長さ太さで見極める
オスとメスでは尻尾の太さ長さ、総排泄腔(お尻の穴)の位置が異なります。
オスの場合 尻尾は『太く、長く』なります。生殖器を収めるため、メスよりも大きくなっています。また『排泄腔の位置が胴体より離れている』のが特徴です。
メスの場合はその逆で尻尾は『細く、短く、胴体の近くに排泄腔』があります。


親になれば確実に尻尾での判断が可能ですが、現時点、甲長6cm前後では尻尾での性別の判断というのが難しい…というより判断ができない。
じゃあ結局どうやって見極めるの?
見極めるポイント
②腹甲(お腹側の甲羅)の違い
腹甲は『オスは凹んでいる』のが特徴です。交尾の時にメスの甲羅に合わせやすいよう凹んでいます。
『メスは真っ平』お腹の中で卵を抱えるためです。
しかしダイヤモンドバックテラピンに関してはメスでも腹甲がへこむ個体がいるためこれに該当しないそうです。
③頭部の大きさ
ダイヤモンドバックテラピンは少し育ったサイズになるとオスの方が頭部が大きくなります。
かなり若干な違いになりますので購入する際に複数個体がいる場合は見比べてみるといいかもしれませんね。

『ジャッピー』のお腹の凹み具合
見た目では判断しにくいが若干凹んでいます
実際は触ってみればどれぐらいの凹み具合か分かります。

『チャッピー』のお腹の凹み具合
ジャッピーと比べてお腹がずいぶん凹んでいるのが分かります。触った感じは完全に凹んでいます。
2頭とも腹甲がへこんでいます。
✏️甲長6cmでの判断
小さいうちは雌雄判別が難しい。尻尾での判別はできず、おそらくになってしまうが腹甲の凹み具合での判別が可能。
ダイヤモンドバックテラピンは腹甲の凹みでの判別は該当しない可能性がある。
そのためテラピンは頭部の大きさで雌雄を判別する。(下記記載)
カメの購入時には顔つき甲羅の模様だけでなく、お腹の凹み具合や顔の大きさ、尻尾の長さや太さなど観察してオスかメスか自分で判断して購入してみるのも面白いかもしれません。
どう成長していくのか一層楽しくなりますよ。

✏️甲長12cmでの雌雄判別
1度目の判別から半年が経ちました。
キスイガメは成長が他のカメよりも早いような気がします。
現在の『チャッピー』と『ジャッピー』の甲長は…

(2020/09/19撮影)
チャッピーは現在甲長12cmと2倍大きくなりました!

めちゃめちゃ暴れる元気なチャッピーは約11.6cmまで成長しました。
キールの発達はチャッピーの方が立派にゴツくなりましたね。半年前の子供っぽさはなくなりましたが相変わらず可愛い2頭です😊
そんな彼らの総排泄腔を見てみると

こちらは『チャッピー』の総排泄腔。
お腹から離れていて尻尾も長くこれはオスだと思います。
お腹も凹んでいるのでほぼほぼ間違いないと思います。

こちらが『ジャッピー』の総排泄腔。少し太いですがこの子は生殖器を確認済み。確実にオスです!
気になるのが『チャッピー』の肛甲板の丸みがあまり無くジャッピーと比べると尻尾が細い事と肛甲板が少し平らなことです🤔そこは個体差ですね。
✏️ダイヤモンドバックテラピンは腹甲の凹みで雌雄判別ができない?
ダイヤモンドバックテラピンに関しては腹甲の凹みで雌雄が判別できないとご指摘をいただきました。
メスでも腹甲が凹んだ個体がいるんだとか。
ダイヤモンドバックテラピンは奥が深いですね。
少し育ったサイズであれば頭部が少し大きい個体がオス。小さな個体がメスと若干な違いで雌雄判別が可能だそうです。
やはり1番わかりやすいのが総排泄腔の位置や尻尾の長さや太さで見極めるのがベストかもしれませんね。
メスの個体と出会えた時にはその違いを見比べてみます!
✏️ベビーサイズで雌雄判別
甲長6cmくらいで雌雄がお腹の凹みでわかりました。ベビーより少し育ったくらいのサイズですね。しかしダイヤモンドバックテラピンのベビーにはこれは該当しないそうなのでキスイガメ以外という事になります。
甲長6cmの個体であればダイヤモンドバックテラピンでも頭部の大きさや尻尾の太さや長さに違いが現れるので購入時に多数個体がいれば見比べてみるのもいいかもしれません。
頭部が大きく総排泄腔の位置がお腹に近い個体を選ぶ事によりメスである可能性が大きくなります。
↓メス個体の頭の大きさ↓

↓オス個体の頭の大きさ↓

若干の違いではありますがオスの方が頭部の幅が狭いのがわかります。
ブリーダーさんによっては雌雄を温度管理で調整してメスやオスが孵化する様に温度を調整していたりもします。
ペアではなかったのは残念でしたが2頭とも噛み合ったりせず仲良く育ってくれてよかったです。

『ジャッピー』『チャッピー』これからも健やかに成長できるよう頑張ります!
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コメント
こんにちは。
雌雄判定についてですがダイヤモンドバックテラピンには腹甲の凹みでは雌雄判定には当てはまらないようです。
雌でも腹甲は凹んでる個体も多くいますので、そこは個体差ですね。
あとは、顔の幅なのでの雌雄判定が可能なようです。
乱文失礼致しました。
ご指摘いただきありがとうございます。
腹甲の凹みにつきましては恥ずかしながら私の知識不足でした。
総排泄腔の位置や生殖器を確認してオスなのは間違いないのですが…
実際にメスと見比べてみたいです。
大変貴重なご意見いただきありがとうございます😭