爬虫類、両生類の飼育をより楽しむためにレイアウト水槽を立ち上げる人はかなり多いと思います。簡易的に済ませるため水槽の付属品の背景を使ったり、写真を貼り付けたり飼育方法は様々。今回は付属品、人工物を一切使わず凝った背景の水槽を立ち上げますヽ(´▽`)/
✏️使用する水槽
今回使用する水槽はEXO TERRA サイズは21.5×21.5×33.0cmの樹上性向きの小型水槽。

いつもついてくるありがたい背景。発泡スチロール性で軽く、持ち運びの負担にもならない。表面の凹凸も、味があって個人的には好きです。

しかしこの背景厚みが4cmとなかなか分厚い。。。
奥行き21.5cmに対してこの背景を使用すると17.5cmと空間が狭くなってしまうのが悩みどころ。
「自分だけのレイアウト水槽が作りたい」
「個性を出したい!」
などなど、凝ったレイアウト水槽を立ち上げたい方にオススメ方法を記載させていただきます。よければ参考にしてみてください。
✏️レイアウトに使用するもの
①飼育生体に合わせた石や流木など


今回は木化石と枝流木を使用します。
②シリコンや工具

今回はシリコンとハンマーのみ使用してレイアウトしていきます。
✏️レイアウトの下準備
水槽に手を出す前にまず、ハンマーを使って石を細かく砕きます。のちに背景に使用するためです。形の悪い石を選んで砕きました。

砕くとこんな感じです。この後若干大きな石はもう一度半分に砕きました。
背景以外でも木化石は使用するので形のいい物は残しておきます。
意外と簡単に砕けるので30分くらいで終わります。
✏️背景の作成
ここでようやく水槽に手を加えていきます!
先程砕いた石をシリコンで水槽の背景に貼りつけていきます。

水槽を寝かせて背景が下になるようにしましょう。シリコンが乾くまでは重力で落ちてしまうので…。
一つ一つパズルのようになるべく隙間が出来ないよう貼り付けをします。
砕いているときに出てくる細かい石は隙間を埋めるのに役立ちますよ!

進めていくとこうなりました。凹凸が不規則で環境エンリッチメントのことも考えると、とても良いと個人的には思います。
さて、枝流木も使っていきましょう!

枝が少し長かったので水槽に合う長さに調節し、シリコンで貼り付けをします。石と違って枝流木は貼り付けるのが少し難しいです。
石の貼り付けの時もそうですが、後で剥がれ落ちないよう、少し多めにシリコンをつけて強く押し当てると良いですよ!

このような形で背景は完成しました!
下の方は石や床材を使用し、レイアウトしやすいように作り込む必要は無いと個人的には思います。
念のため1日かけて、シリコンが完全に乾くのを待ちました。。。
8時間くらいでもいいと思います。
✏️水槽下部のレイアウト
水槽のレイアウトで1番重要な部分ですね。
飼育する生き物によって変わってはきますが、なるべく生活がしやすいように考えてあげています。

今回はこんな感じで石を組んで腐葉土を敷きました。
手前側は床材は浅めに、奥側は高くすると奥行きが出て立体感のある水槽になります。
いい感じのコルクを見つけたので、追加して隠れ家を増やしてあげました。
石の隙間も生体が隠れられるように石を組みました。
これで完成です!
✏️レイアウト水槽の完成
日が暮れてきてしまいました…。

本当に背景の隙間がきになる方は床材で隙間を埋めたりするとより良くなります。

上から見るとこんな感じです。枝流木が空間をうまく埋めてくれて、様々な運動ができるようになっています。
付属品の背景に比べたら重たくなりますが、水槽も小型なので重量もそこまでありません。女性1人でも簡単に持ち上げることが可能です。
↓↓↓屋内で水皿も入れた様子です↓↓↓


✏️オススメ生体
このようなレイアウトに適した生体はご理解されてるかとは思いますが樹上性の子たちです。
こんな水槽で小型のヤモリなんか飼育したいですね!
レイアウトによってはヤドクガエルやモリアオガエル、アカメアマガエルなどもオススメです(*^_^*)
個人的にはヘビもオススメです。背景の石を体全体をうまく使って登る姿が観察できたり、枝に体を巻きつけ移動したりといい運動になります。
実はあまり知られていませんが、蛇の死亡で多いのが運動不足による肥満が原因なんですよ!
このようなレイアウト水槽は環境エンリッチメントの目線から見てもメリットはかなりあるかと思います。
何を飼育するかは次回のお楽しみにしていてくださいませ!
是非参考にしてみてくださいヽ(´▽`)/
ツイッターで写真や動画を頻繁に投稿しているので、よければフォローお願いします!
コメント